猿まわしの消滅を乗り越え、復活の立役者となった二人 重岡フジ子

周防猿まわしの会 重岡フジ子

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 重岡 フジ子(1930年~2009年)

 昭和5年4月27日山口県下松市生まれ

 最後の猿まわし芸人として夫婦で東京を中心に活躍するが昭和38年に廃業。ご主人の博美氏は猿まわしの火が消える去る寸前に活躍したこの道の名人である。フジ子さんには昭和55年1月から会の講師として「調教の極意」と芸人としての経験を若い人達に余すところなく伝授していただいた。現役の芸人としては、カブ、六二郎、ダンジュウロー、大吉などの芸猿とコンビを組んで、古典芸「月形半平太」「ドジョウすくい」「ねんねん子守」を披露、現代風の笑いやアレンジにも旺盛に取り組んでおられた。平成3年度芸術祭参加作品「周防猿まわしの会 猿まわし五人衆」に出演、芸術祭賞受賞の立役者となった。 軽快なバチさばきや独特のテンポは現在も周防猿まわしの会の芸の血肉となり受け継がれている。平成9年に村崎五郎と共演した「猿まわし復活20周年記念 ふるさと公演」の舞台を最後に引退したがその芸の魅力は今なお輝きを放っている。

 フジ子さんは現役引退後も、会の名誉顧問として亡くなった芸猿の供養を行い、周防猿まわしの会の行く末を見守ってくださっていたが、平成21年2月11日他界された。その日は、猿まわし復活の同志、村崎義正氏が過去病魔に倒れた日でもあった。

  ※「おんな猿まわしの記」
  語り   重岡フジ子
  聞き取り 田口洋美
  発行所  株式会社 はる書房